JP Ranking - オンライン知識ベース - 2025-09-03

RAID 10とRAID 1の管理難易度と運用上の注意点

RAID 10とRAID 1の管理難易度と運用上の注意点について整理します。


管理難易度

項目 RAID 1 RAID 10
構成の複雑さ 比較的単純(2台のディスクでミラーリング) 複数のミラーリングペアをストライピングで構成するため複雑
障害対応 片方のディスク故障時に交換・復旧が容易 複数台のディスク管理が必要で、どのペアが故障したか把握が必要
運用監視 ミラーリング状態の監視が中心 ミラーリングとストライピング両方の状態監視が必要

RAID 1は2台のディスクで同じデータを保持する単純な構成で、管理は比較的容易です。一方、RAID 10はRAID 1のミラーリングペアを複数組み合わせてRAID 0のストライピングを行うため、構成が複雑で管理難易度は高くなります。


運用上の注意点

RAID 1

  • 耐障害性:1台のディスクが故障してももう1台で稼働可能。ただし、故障ディスクの早期交換が重要。
  • 容量効率:実質利用可能容量は総容量の半分。
  • パフォーマンス:読み取りは高速化する場合もあるが、書き込みは2台に同時書き込みのため遅くなる傾向。
  • バックアップ:RAIDは冗長化であってバックアップではないため、別途バックアップが必要。

RAID 10

  • 耐障害性:ミラーリングペア内で1台故障は許容。複数ペアが同時に故障しない限り稼働可能。グループ単位での冗長化がされているため、RAID 1より高い耐障害性を持つ。
  • 容量効率:RAID 1と同様に実質容量は半分程度。
  • パフォーマンス:RAID 0のストライピング効果により読み書き速度が高速。書き込み速度はRAID 1より改善されるが、ミラーリングのオーバーヘッドはある。
  • ディスク台数:最低4台以上必要で、ディスク管理が複雑。
  • 障害時の対応:どのミラーリングペアが故障したか把握し、適切に交換・再構築を行う必要がある。
  • 運用監視:複数のミラーリングペアとストライピングの状態を常に監視し、早期に障害を検知することが重要。

まとめ

  • RAID 1は管理が簡単で耐障害性も高いが、パフォーマンスは限定的。
  • RAID 10は管理がやや複雑だが、高速な読み書き性能と高い耐障害性を両立できる。
  • 運用では、どちらもディスク障害時の迅速な交換と監視体制の確立が重要であり、RAIDはあくまで冗長化であるため別途バックアップも必須です。

以上の点を踏まえ、システムの要求性能や管理リソースに応じて適切なRAIDレベルを選択してください。

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