GA4でのUTMパラメータ設定は、主に以下のように行います。まず、Googleの「キャンペーンURLビルダー」などを使って、計測したいURLに対して必須のutm_source（参照元）とutm_medium（媒体）を設定します。必要に応じてutm_campaign（キャンペーン名）、utm_term（検索キーワード）、utm_content（広告コンテンツ）も追加可能です。設定したURLを広告やSNSのリンク先に使うことで、GA4に正確なキャンペーン情報が送られます。
GA4のデフォルトチャネルグループは、utm_sourceとutm_mediumの値に基づいて自動的にトラフィックを分類します。正しくチャネル分類されるためには、以下のようなutm_mediumの値を使うことが推奨されます。
| デフォルトチャネルグループ | utm_source例 | utm_medium例 |
|---|---|---|
| Organic Search | organic | |
| Paid Search | cpc, ppc, paidsearch | |
| Organic Social | facebook, twitter | organic, social |
| Paid Social | facebook, twitter | paid-social, paidsocial |
| newsletter, email | ||
| Video | youtube | video |
| Display | ディスプレイ広告名 | display, banner, expandable |
特にutm_mediumの値はチャネル分類のキーとなるため、正確に設定することが重要です。
また、GA4ではutmパラメータの大文字・小文字が区別されるため、統一した表記を使うことが望ましいです。utmパラメータの順番は自由ですが、URLの末尾に「?」をつけてパラメータを「&」でつなげる形で設定します。
デフォルトチャネルグループのカスタマイズはGA4の管理画面で可能ですが、基本的には上記のutm_sourceとutm_mediumのルールに沿ったパラメータ設計を行うことで、正確なチャネル分類が実現できます。カスタマイズを行う場合は、GA4の「チャネルグループの定義」設定から独自ルールを追加できますが、運用の複雑化に注意が必要です。
まとめると、
- UTMパラメータはutm_sourceとutm_mediumを必須に設定し、GA4のチャネル分類ルールに沿った値を使う
- キャンペーンURLビルダーを活用して正確なURLを生成する
- 大文字・小文字の統一に注意する
- 必要に応じてGA4のデフォルトチャネルグループをカスタマイズ可能だが、基本は標準ルールに従う
これらを守ることで、GA4でのトラフィック解析が正確かつ効果的になります。
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