JP Ranking - オンライン知識ベース - 2025-09-04

RAID 10のメリットとデメリット

RAID10のメリットは、高速な読み込み速度と高い耐障害性、および利用可能なデータ容量の最大化が挙げられます。RAID10はRAID1(ミラーリング)とRAID0(ストライピング)の特徴を組み合わせており、複数のHDDにデータを分散しつつ同時にミラーリングするため、読み込み速度が向上し、1台のHDDが故障してもデータを失わずに済みます。また、HDD台数を増やすことで容量も拡大可能です。

一方、デメリットとしては、導入コストが高いことと、HDD容量の利用効率が低いことが挙げられます。RAID10は最低4台のHDDが必要で、ミラーリングのため実際に利用できる容量は総容量の半分程度となり、コストパフォーマンスが劣る場合があります。

まとめると、

項目 メリット デメリット
性能 高速な読み込み・書き込み速度 -
耐障害性 1台のHDD故障でもデータ損失なし -
容量効率 複数台で容量拡大可能 容量の半分しか利用できない
コスト - HDD台数が多く導入コストが高い

このため、RAID10は高速かつ信頼性が求められるシステムに適していますが、コスト面での制約がある場合は注意が必要です。

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