JP Ranking - オンライン知識ベース - 2025-12-17

検索結果に完全に表示されない(インデックス除外)場合の復旧手順

該当ページが「検索結果に完全に表示されない(インデックス除外)」になっている場合の復旧手順を、実務で使える順序で簡潔にまとめます。以下は一般的な原因と具体的な対処手順です(操作はまずテスト環境や影響の小さいページで確認してください)。

短い結論:まず「なぜ除外されたか」を特定し、該当原因を修正してからGoogle Search Consoleで再クロール/インデックス登録をリクエストします。

重要な前提:各手順は1つずつ行い、修正後にSearch Consoleの「URL検査」で反映を確認してください。

優先順の復旧手順

  • 除外理由の特定(必須)。Search Consoleのカバレッジ(除外)や「URL検査」で該当URLを確認し、表示される除外理由を確認する(例:noindex、robots.txtブロック、canonical、削除リクエスト、クロール不可など)。
  • noindex の確認と解除。ページ内のやX‑Robots‑Tagヘッダーが付いていないかソースを確認し、誤設定があれば削除・修正する。
  • robots.txt の確認。該当パスが Disallow されていないかrobots.txtを確認し、誤ってブロックしている場合は修正してアップロードする(修正後に反映を待つ)。
  • URL削除(Search Console)設定の確認。過去に「一時的に削除」リクエストを送っていないか確認し、残っていれば取り消す。
  • canonical 指定の確認。canonical タグで別URLを正規化してしまっていないかをチェックし、不要なら削除・正しいURLへ修正する。
  • サイト内の検出経路確保。対象ページへ内部リンクが存在するか、XMLサイトマップに記載されているかを確認・追加する(クロール発見のため)。
  • 重複・低品質コンテンツの確認。重複やコンテンツ品質の問題が原因の可能性があるため、必要に応じて統合・修正する(重複があればcanonicalや削除で整理)。
  • セキュリティ/手動ペナルティの確認。マルウェアやハッキングの痕跡、手動対策(ペナルティ)がSearch Consoleに出ていないかを調べ、問題があれば対応→再審査リクエストを出す(ペナルティ対応のみ再審査が必要)。
  • 技術的なリダイレクト確認。該当ページが誤った301/302で別ページへリダイレクトされていないか確認し、チェーンやループを解消する。
  • 修正後の通知(再クロール/再インデックス)。修正が完了したらGoogle Search Consoleの「URL検査」から「インデックス登録をリクエスト」するか、サイトマップを更新して送信する。
  • 反映の監視。修正後、数日〜数週間かかることがあるため、Search Consoleのステータスとsite:検索で経過を確認する。

具体的な確認ポイント(チェックリスト)

  • Search Console「カバレッジ」/「URL検査」でエラー・除外理由を確認。
  • ページのHTMLヘッダーに noindex/meta robots がないか確認。
  • サーバーヘッダーに X‑Robots‑Tag が付いていないか確認(特にファイル配信・CDN利用時)。
  • robots.txt に該当パスがブロックされていないか確認(Disallow)。
  • Search Console の「削除リクエスト(URLの削除)」で削除が残っていないか確認し、あれば取り消す。
  • canonical タグが正しく設定されているか確認(誤って別URLを指していないか)。
  • サイトマップ(XML)にURLが含まれているか、または内部リンクで十分に辿れるか確認。
  • サーバー応答コードが200(正常)か、404/410/5xxになっていないか確認。非200はインデックス不可または除外の原因になる。
  • ページが薄い・重複と判定されうる場合はコンテンツの充実・構造化を行う。
  • マルウェア・セキュリティ警告がないか(Search Consoleのセキュリティ問題、セキュリティスキャン)。

優先度の高い対処の例(すぐやること)

  • noindex を誤設定していたら即削除→URL検査で再送信。
  • robots.txt の誤ブロックを解除→再アップロード→Search Consoleで再クロールを依頼。
  • 削除リクエストの誤操作があれば取り消す(Search Consoleの削除ツール)。
  • canonicalが誤っていれば修正→再クロールを依頼。

再インデックスされない・復旧に時間がかかる場合

  • 単純設定ミスなら数日〜数週間で戻る場合が多い。
  • 手動ペナルティやセキュリティ問題があった場合は、修正後に再審査リクエストが必要で、期間は長めになる。
  • 重大な重複・品質問題がある場合は、コンテンツ改善後に再評価を待つ必要がある。

運用上の注意点(再発防止)

  • テンプレートやCMSでnoindexやcanonicalを全ページに誤適用しないよう、デプロイ前にチェックを入れる。
  • robots.txt・サイトマップ・canonicalを変更したらステージングで検証する。
  • 重要ページは内部リンクやサイトマップで明示的に登録し、Search Consoleでの監視を習慣化する。

参考になる操作手順(Search Console中心)

  • 「URL検査」で該当URLを入力→問題箇所(noindex等)を確認→修正→「インデックス登録をリクエスト」。
  • サイトマップを更新して送信→カバレッジの変化を監視する。
  • 「削除」ツールで誤った一時削除が残っていないか確認・取り消し。

出典(主な根拠)

  • noindex/robots.txt/canonicalなどの除外原因と対処法を解説する複数のSEO記事およびGoogle関連フォーラム。
  • Search Consoleを使った再クロール・再インデックスの手順や所要時間に関するガイド。

もしよければ、あなたの該当URL(または代表的な1ページ)を教えてください。Search Consoleでの表示内容(カバレッジの「除外理由」メッセージ)や、該当ページのHTMLヘッダー(metaタグやcanonical)、robots.txtの該当行を教えていただければ、原因特定と具体的な修正案を順を追って提示します。

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