シャドーバンを疑うときの初動チェックリスト（Search Console・Analytics等）

シャドーバンを疑うときの初動チェックリスト（Search Console・Analytics等を含む） — まず行うべき優先手順を簡潔にまとめます。

重要な初動（1–2文で結論）

• まずは「事実確認」：自分のトラフィックや検索表示の変化をデータで確認し、プラットフォーム側（検索／SNS）での表示可否を直接チェックします。
• 次に「原因切り分け」：アカウント設定・ポリシー違反・テクニカル障害・外部要因（アルゴリズム変更やシーズン変動）を順に検証します。

必須チェックリスト（順序どおりに実施してください）

• 影響範囲の特定
  • 直近の流入（過去7〜30日）で「どのチャネルが落ちているか」を確認する（オーガニック検索 / SNS推薦 / 参照 / 直接流入）。※後述の各ツール参照。
• Search Console（ウェブサイトの検索問題を確認）
  • 「検索パフォーマンス」でクリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位の推移を確認し、急落した日付を特定する。[Search Consoleでの該当操作はここに該当します]
  • 「カバレッジ（インデックス）」でエラー・警告・除外が増えていないか確認する。
  • 「手動による対策（Manual actions）」に通知がないか確認する。
  • URL検査で代表ページを検索・インデックス状況を確認する。
• Google Analytics / GA4（サイト流入とユーザー行動）
  • チャネル別セッション・ユーザー数の変化を確認し、どの流入源が減少したか特定する。
  • 特定ページの直帰率・エンゲージメント低下や、参照元が消えていないか確認する。
  • リアルタイムレポートで外部から見えるかどうかの簡易チェック。
• SNSプラットフォーム側の確認（X/Twitter・Instagram・TikTok など該当SNS）
  • 別アカウントまたはログアウト状態で自分の投稿が検索・ハッシュタグ欄・タイムラインに表示されるか確認する（from:検索やハッシュタグ検索でチェック）。
  • プロ（インサイト）やアナリティクス機能で「リーチ／おすすめ流入」の比率や急落を確認する。
  • 投稿単位で「トラフィックソース」や「おすすめ（For You/Explore）」流入の有無を確認する（TikTok等）。
• 表示可否の直接テスト（再現チェック）
  • 同ジャンルの第三者アカウント（友人や別デバイス）で検索しても表示されないか確かめる。
  • ユニークキーワード（自分しか使っていない文字列）で検索して表示されるかを確認する（ゴーストバン判定に有効）。
• アカウント設定と信頼性確認
  • 公開/非公開設定、プロフィールの認証（メール・電話）、アカウント制限（年齢制限やセンシティブ設定）を確認する。
  • 過去にポリシー違反の警告や削除通知が来ていないかメールやプラットフォーム内通知を確認。
• コンテンツ側チェック（問題投稿の洗い出し）
  • 急落直前に投稿したコンテンツを時系列で確認し、ポリシー違反（著作権・ハラスメント・虚偽情報等）や低品質な自動投稿がないかを洗い出す。
  • 疑わしい投稿はバックアップを取りつつ一時非公開／削除を検討する（運用では有効とされる手順）。
• サイト／技術的要因の確認（ウェブサイトが対象の場合）
  • robots.txtやmeta robotsの誤設定でインデックスブロックしていないか確認する。
  • サーバーエラー（5xx）や過度なリダイレクトループ、クロール不可の状況がないか確認する。
  • 構造化データのエラーや重要ページのnoindexタグ有無を確認。
• 外部要因の確認
  • プラットフォームの仕様変更・アルゴリズムアップデート情報（公式ブログや業界ニュース）を確認する。
  • シーズナリティや広告キャンペーン終了などで自然減の可能性を検討する。
• 簡易比較（コントロール）
  • 影響を受けていない別アカウント／別ウェブサイトと同期間の数値を比較して異常の有無を判断する。
• ログ保存とタイムライン作成
  • 発生日時・数値変化・実施した対応（投稿削除・設定変更等）を時系列で記録する（今後の問い合わせや申立てに必要）。
• 問い合わせ・異議申し立て（最後に実行）
  • プラットフォームに明確なポリシー違反や手動処置がある場合、該当フォームから異議申し立てを行う（ただし応答まで時間がかかる）。
  • Search Consoleで手動対策が出ている場合は申立て（再審査リクエスト）を行う。

チェック時の優先度（高→低）

• 高：Search Consoleの手動対策・カバレッジ急増エラー、Analyticsでのチャネル急落、SNSでの検索非表示確認。
• 中：アカウント認証や設定、問題投稿の一時削除。
• 低：外部要因の深掘り（アルゴリズム通知の確認、業界情報）。

実務で使える短いワークフロー（5ステップ）

1. データ確認：GA4 / Search Consoleでいつ・どこが落ちたか確定。
2. 表示テスト：別端末／別アカウントで検索・ハッシュタグ表示を確認。
3. 設定確認：公開状態・認証・センシティブ設定をチェック。
4. コンテンツ対処：疑わしい投稿を一時非公開/削除・過去30日の投稿を精査。
5. 記録→申立て：ログを保存し、必要ならプラットフォームへ異議申し立て。

よくある誤解と注意点（短く）

• 再生数／表示数の減少＝必ずしもシャドーバンではない（アルゴリズム変動や季節変動の可能性が高い）。
• シャドーバン判定は完全に第三者検出ツールで確定できない場合が多く、複数の検証（検索表示テスト＋公式通知）で判断する必要がある。

必要なら出力できます（どれか選んでください）

• Search Console / GA4での具体的な確認手順のスクリーンショット付きチェックシート（日本語）を作成。
• SNS別（X・Instagram・TikTok）の詳細チェックリスト（各プラットフォーム固有の確認手順を含む）。
• チェック状況記録用のCSV/スプレッドシートテンプレート。

どれを出力しますか？