RAID 10はRAID 1より導入コストが高いです。これはRAID 10が最低4台のHDDを必要とし、RAID 1の2台に比べて倍の台数が必要なためです。RAID 10はRAID 1のミラーリング機能を複数組み合わせてストライピングを行うため、HDDの台数が増え、その分コストが上がります。
具体的には、
- RAID 1は2台のHDDで同じデータをミラーリングし、耐障害性を確保。導入コストは比較的低い。
- RAID 10は4台以上のHDDを使い、RAID 1のミラーリングを複数組み合わせてRAID 0のストライピングを行うため、高速性と耐障害性を両立するが、HDD台数が多く導入コストが高くなる。
日本市場においても、HDDやSSDの価格は容量や性能により変動しますが、単純に必要台数が多いRAID 10の方が初期導入費用は高くなる傾向です。特に企業向けの高性能ストレージでは、RAID 10の高速性と安全性を求める場合、コストが上昇します。
まとめると、
| RAIDレベル | 必要HDD台数 | 導入コストの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| RAID 1 | 2台 | 低 | ミラーリングによる高い冗長性、容量効率は50% |
| RAID 10 | 4台以上 | 高 | ミラーリング＋ストライピングで高速かつ高冗長性、容量効率は50% |
日本市場の価格事情としては、HDDの単価が同じなら台数が多いRAID 10の方がコストは高くなるため、導入時の予算や性能要件に応じて選択されることが多いです。
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